やえさん宅の新年イラスト&SSvv


素直じゃないな


今日は12月31日。大晦日。
セブンスヘブンは臨時休業・・・と表ではなっているが
裏では仲間たちが集まって食事をしよう、という事になっていた。

「ティファー」
マリンが少し困ったような声でティファを呼んだ。
「なに?マリン」
食べ終わった食器を洗っていたティファは、手を止め聞き返す。
「みんな寝ちゃったよ?」
水道の蛇口をしめ、マリンのほうへと向かう。
シドとバレットは顔を真っ赤にして酔いつぶれるように机に伏せていた。
ユフィは椅子に寄りかかり、スースーと寝息をたてている。
そしてめずらしく、ヴィンセントも腕を組み寝ているようだった。
「あらあら、すっかり幸せそうな顔しちゃって」


「なんだ、みんな寝たのか・・」

2階から降りてきたクラウドが呆れたように言った。
「デンゼルは?」
「もう寝るって言って寝た」
「そう、マリンは寝なくて大丈夫?」
マリンは目を手で擦りながら
「うん・・じゃあもう寝るね、おやすみなさい」
と眠たそうに言った。
「おやすみ」
ティファは優しくマリンの頭を撫でた。
「クラウド、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
クラウドもマリンの頭を撫で、微かに微笑む。

「さてと、どうしよっか」
腰に手をあて、ティファが厨房を見ながら言った。
「・・そうだな・・初日の出でも見に行くか」
腰に手をあてたまま、顔だけクラウドに向ける。
「みんなはどうするの?」
「さぁ、興味ないね」
「後でシドたちに怒られても知らないから」
「寝てるほうが悪い」
ティファはふふっと笑い、玄関に向かうクラウドの後を歩く。

「んーッ」

ティファは大きく伸びをしてそのばに座り込む。
ティファの座っているところより少し高いところへクラウドも座った。
「久しぶりね、こうやって初日の出みるなんて」
「そうだな」

あたりが日の光でオレンジに色づいていく。星が生きている証。

「クラウド・・」
遠くを見つめ、ティファが呟いた。
「ん?」
「手・・つないでもいい?」
普段こんなこと言わないティファに、少し驚いたような表情をしたが
「つなぐだけでいいのか?」
と意地の悪い顔で聞き返す。
「け、結構です!」
ティファは頬を赤らめて少し高ばった声で言った。
ふ、と微かに笑いクラウドはティファの手を握りティファのほうへと顔を近づける。
「素直じゃないな・・」
耳元でそうつぶやき、そっと唇を重ねた。



「なーんか」
寝ていたはずのユフィが店の窓から2人の様子を見ながら言った。
「ラブラブしちゃってさぁ」
「ったくよぉ、初々しいったらねぇよ」
まだ酔っ払ったシドは余っていた酒をぐいっと飲み干した。
「ていうかさぁーみんな寝ちゃってたワケ?」
ユフィがみんなのほうへと顔をむけ聞いた。
「いや・・私はおきていた」
淡々とヴィンセントが答える。
そう、ヴィンセントは寝ているフリをしていただけで、2人の会話はすべて聞いていたのだった。
「なんで起こしてくれなかったのさ!」
「ふん・・気持ちよさそうに寝ていたからな」
「ちぇー」
ユフィはふてくされたように頬杖をつき再び窓の外に視線を戻した。




「クラウド、何か変わったわね」
「・・ティファがすきなのは変わってない」
「な・・、そうゆうところが変ったって言ってるの!!」
クラウドは肩をすくめてはは、と笑った。
日は、すっかり上っていた。
「戻るか」
「え?あ、うん・・」
「なんだ、嫌なのか?」
「そっそんな事ないわよ!」
「本当素直じゃないな・・」

2人は後すこしの間、そこに座っていた。




TPX/やえ様)
-----------------------------------------------------------------------------------


やえさん宅から新年フリーイラストを奪って参りましたーvv

クラウドのニヒルな口元とかティファの黒髪の美麗さとか…

こっそり握られた手とか…!

お、おろ?

ちょっ…その反対の手はもしやティファの立てた膝に置かれているのですか?!(希望v)


何気なく触れ合う、そんな二人でモエモエビームど真ん中ですvv

やえさん、素敵なイラスト、ありがとうございましたーー♪


<追加編集>

なななんと!

SSもセットの豪華版でした!!ギャーーース!!!

うふふふ…v


つなぐだけでいいのか?

だけでいいのか?

いいのか?(しつこいぞ柊)


…いい?いくよ?

3、2、1…

;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォッ !!!!!

物足りないのは君の方だろうクラウドーーー!!(妄想そして願望)


結構です、なんて照れちゃってティファーーvv…愛vv

新年早々、萌えました!!

やえさん!教えてくださってありがとうございました!

大事にしますねvv


戻る